この症状は、とても他の膝の症例と誤診をしやすく、膝蓋骨軟骨軟化症(膝蓋大腿症候群)ではなく、少し膝蓋骨が外側に脱臼(外れる)症例を言います。
原因は、異常なQアングルまたは、足の過剰な回内(プロネーション )から起こります。外側にかかるストレスが長い何年もの間確立(蓄積)され、それが新しく膝蓋骨の位置になりそれが脱臼の原因となり、その外側表面に不均等な圧力が加わります。膝蓋骨の形は、これらのストレスや新しい位置に順応する為に変化します。異常なプロネーション(回内)は、脛骨(すねの骨)を内回旋させこれらは痛みが発生します。
こちらの症例は、しばしば経験のあるランナーに多く見られます。ランニング動作と下肢の逆三角形の角度は、膝蓋骨の逸脱を促進します。特に女性は、構造上不利な為にこの問題に苦しみます(例: 幅広い骨盤と高いQ角度)。
大腿四頭筋のストレッチと筋力強化もとても重要ですが、こちらのケースの場合は同時にオルソティックセラピーが有効です。
オルソティックセラピー(orthotics therapy)は、インソールとは全く違い、バイオメカニクス(生体力学・構造医学)の観点から、足のアライメントを再構築(向きを正しく矯正する)し、膝で起こる変化を防ぎます。ですから、一人一人の足/脚を歪みを静的、動的に診断しその歪みの分だけコントロールする必要があります。こちらの診断は、かなり専門で、ポダイアトリスト(足病科医)以外には出来ません。もし鍼、マッサージ、電気治療などの対症療法のみで繰り返し起こる膝の痛みに対しては一度、足の専門医にご相談下さいませ。
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