MTP関節(足の指の関節)での母趾の外反と、第一中足骨の内反により、第一中足骨頭が突出した状態です。足の親指が「くの字」に人指し指側に向かって15度以上曲ってしまう病気及び変形です。(写真参照)
<症状>
親指付け根が「くの字」に曲ってしまうことで、親指の付け根の関節の内側の突き出た部分に痛みが出てきます。また、その突き出た部分が靴に当たって炎症を起こして、悪化していくと靴を履いていなくても痛むようになります。場合によっては、親指の関節の内側が靴に当たりそこの箇所が摩擦や加圧が加わり続けると骨芽細胞が増殖しその部分のみ骨が大きくなって来ます。
<原因>
代表的な原因は靴と思われていますが、世界の最新の足医学では一番多いケースがバイオメカニクス(構造医学/生体力学)に欠陥によって発祥する事がわかっています。幅の極端に狭い靴を履くことや女性でいえば先の細いハイヒールを履くことは二次的な産物なのですが、もちろん治療の一部で適正な靴の幅を履くことがとても重要です。加えてハイヒールのようにヒールの高い靴は本来足底にかかる体重や加圧が前へと移行しやすく、足の指の部分に集中しやすくなります。そのため、足先の負担が大きくなり更に変形を強くしていきます。先天的に親指が人差し指より長かったり、偏平足や開帳足(プロネーション)の方も外反母趾になりやすい特徴があります。
ポダイアトリーは足科の専門医でありますので、当クリニックは外反母趾の治療専門クリニックです。外反母趾はステージ1から4まであり、ポダイアトリストが検査して判断します。それぞれのステージによりトリートメント方法が違います。テーピングテープやパットなどでは一時的な物(一時しのぎ)で、根本的な治療にはなりません。通常のインソールや病院などで作る足底板でただ単にアーチだけを注目した物では効果がさほどありません。外反母趾は、予防や進行を遅らせたり、止めることも可能です。但し、親指の付け根の張り出た骨のところは、手術でしか除去できませんが、指の向きは程度にもよりますが戻す事ができますし、痛みも取り除くことは可能です。靴の幅大きい物に変えても構造的に起こっている場合もあるので、その場合は靴では治りません。外反母趾になる原因は人それぞれありますので、ご相談ください。その方に合った方法をご提案させていただきます。
外反母趾のステージがステージ3〜4でステージが進むにつれて手術の難易度やリスクも上がります。手術をご希望されない場合、その進行状況に合わせて痛みを取るもございます。
また、外反母趾の手術をされた後に、再発や変形により痛みがある方への治療方法もございますのでご相談ください。
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