足の専門 東京ポダイアトリークリニック

足根管症候群
TARSAL TUNNEL SYNDROME

足根管症候群

足根管症候群

右上の図で赤く広範囲に色分けしてある部分が感覚がなくなります。右下の図でcompressed tibial nerveと言う部分が神経が圧迫される部分です。
 

これは、坐骨神経の枝分かれである後脛骨神経が脛骨と伸筋支帯との間の内側のくるぶし周りおよび下を通過する際にまきこまれる珍しい絞扼神経障害である。それは手の手根管症候群(carpal tunnel syndrome)に類似している。

 

<症状>

足首内側から足の裏、足の指にかけての灼け付く痛み、麻痺、しびれや痛みが、脛骨神経の分布部分に一致します。症状は、夜間により悪くなったり、足をベッドの外に掛けたりまたは、部屋の中を歩き周ったりすると一時的軽減することがあります(Lam 1967)。歩行などの体動時の痛みが主ですが、入浴時に痛みが出ることもあります。患者さんの一部では夜に痛みがあり、約30%はふくらはぎの中間部に放散痛があります、これはvalleix 症候群として知られています(Mann 2006)。慢性の場合、感覚喪失は顕著になり、足自体の筋肉の衰弱をもたらす運動変化も表れます。他には稀ですが、足の親指の底屈が弱くなります。

 

 

<原因>

足根管は足首の内側のくるぶし後方にあり、筋肉の腱や後脛骨神経、血管が通るトンネルのような場所です。この足根管を通る後脛骨神経が何らかの原因で圧迫されて、足首の内側から足の裏に痛みやしびれを発生させる神経障害になります。脛骨神経は、足首の伸筋支帯と内くるぶしに形成され制限された繊維や骨格のトンネル内に縛られるようになる(Cimino, 1990)。突発性、外傷性または骨格構造的歪み(Cimono 1990, Reade et al 2001)。他の病因は、局所的炎症変化の後脛骨筋機能不全または全身性炎症のリウマチや糖尿病なども関連性があります。しびれや痛みの原因がもししこりや骨の出っ張りであり、かつ骨の出っ張りにより神経が圧迫されることもあり、このように足根管に、脂肪種、ガングリオンや静脈瘤などでスペースが余計に独占されてしまいトンネルが圧迫される場合もあります。

 

最終手段で手術で取り除くことで迅速な回復を早める可能性はありますが、まずは原因を的確に診断し保存的治療で痛みの緩和をはかることも可能です。

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