走ることの多いスポーツ(長距離ランナー、サッカー、バスケットボール)で、中高生に多くみられ、疲労が溜まったときの運動中や運動後に発症しやすいスポーツ障害、スポーツ怪我です。
<症状>
脛骨中央から遠位1/3の内側後方(すねの内側)に痛みが出てきます。そこから縦長に広い範囲で痛みが広がります。初期には、すねの内側に痛みがあってもウォームアップにより消失しますが、次第に運動中常に痛むようになり、それ以上に悪化すると運動中だけでなく日常生活においても痛みが持続するようになるため、症状が出てきた初期段階での治療とその後の予防が必要になってきます。
<原因>
ヒラメ筋・後脛骨筋・長趾屈筋などの足関節を屈曲する筋肉や筋膜の繰り返し加えられるけん引による脛骨の骨膜の炎症をきたし、下腿内側(すねの内側)の痛みが起こってきます。要因として、ランニングの量や質の急激な変化(オーバーユース)、扁平足、回内足(プロネーションの足のタイプ)、O脚などの下肢の形状異常、足関節の柔軟性の低下や筋力不足、硬い地面での練習、不適切なシューズの着用があると言われています。
<トリートメント>
まずはしっかりとカウンセリングを行い、原因を特定していきます。その上でバイオメカニクス(構造医学)を用いて足の構造的欠陥や歪みの有無を確認したり、歩き方の確認、機械による測定を行い、その方に合ったトリートメント方法を提案します。この構造医学を診断に用いることができるのはポダイアトリストのみになります。他の病院やクリニックでシンスプリントを診断され、インソールを作成して治療しているが痛みが改善しない場合は、そのインソールはただ単に足のアーチのみに着目したものであって、それだけでは痛みの改善の効果は困難だからです。痛みが足の構造欠陥や歪みによるものである場合、足をニュートラルポジションに戻す必要があるからです。それが出来るのは海外の医療用矯正器具(オルソティック)のみになります。このオルソティックはポダイアトリストのみ処方できるもので、国内では川股弘治医師のみになります。
シンスプリント(すねの内側の痛み)で悩まれている方は是非オーストラリアスポーツ足科医(足専門医:ポダイアトリスト)が診察をする当クリニックにご相談くださいませ。
診療時間:午前 10:00~12:30 午後 14:00~18:00
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