日本では肥厚爪が一般的に広まっていますが、巨爪症(巨爪症)Onychauxisという爪の病気の中の一つに肥厚爪というものがあります。巨爪症も肥厚爪もいづれも爪の厚みがあるものを言います。肥厚爪は根元から先まで均一の厚さの爪の場合もあります。爪が厚くなる為、爪の溝を広げる場合もあります。主に足科の専門医により診断されます。通常、原因にもよりますが、爪は自然に薄くなる訳ではなく、この肥厚爪のケースの場合は徐々に厚くなっていきます。肥厚爪は爪の真下の皮膚組織の負担が大きくなって痛みを増す場合もありますし、厚くなって爪が変形していく場合もありますので早めの対応が必要になります。
日本の皮膚科では通常対応してくれない場所が多い為、爪の事でお悩みでしたら当院にお任せくださいませ。
Aetiology (病因)
1. 一度足の指や爪を強く打ったり、ドアや家具などの所の強く打ち付けた事で起こったり、例えば足の親指が厚くなる場合、もし足の指の5本の指の中で足の親指が一番長く小さめの靴を履き続けて起こる場合もあります。この場合は、靴が親指の爪に当たり爪自体がその爪を守ろうとして細胞が活性化して厚くなります。足の指はその人により親指が一番長い人や第二番目の足の指が長かったり長さが違うので長い指の爪が影響が受けやすくなります。
あと、足の小指の爪が厚くなりやすいケースは、自分の足の幅より小さい幅の靴を履いているケースがあります。この場合は、外側から内側に窮屈なので押し込まれる為、厚くなります。通常、もし幅の狭い靴を履いている場合は、第5指が長い歩行後や激しい運動をした後の皮膚が擦れるので赤いもしくはピンク色のなるのでこれがヒントになります。もちろん痛みやマメ(角質)骨の出っ張りなどもサインになりますので見逃さない様にしましょう。
ハイヒールなどを履くと体重がほぼ前足部にかかリますし、靴の中の先端部分が狭く細い為、爪や皮膚などの軟部組織を痛めやすくなりますのでなるべく履かない方が賢明です。もし爪を伸ばし続けて狭く小さい過ぎる靴を履いていた場合でも爪が厚くなる要因になります。
2. 爪への真菌感染や皮膚の慢性疾患、湿疹(eczema)、乾癬(psoriasis), 毛孔性紅色粃糠疹(pityriasis rubra pilaris)。爪の真菌(白癬)によるもの場合、これにかかってしまうと例えば親指に感染した場合、次は他の指の爪に移ってしまったり、指の間に潜んでこれが水虫などの原因になる場合があります。主にこの場合、爪が黄色になりやすかったり、逆に見た目がボロボロの場合などがあります。通常、菌の原因の場合、英語ではOnycholysis と言い爪が写真の様に浮くケースが多く見られます。
菌の場合、Biopsy バイオプシー 生体組織診断検査 生検と言い爪の一部(破片)を滅菌器具を施した器具のネイルニッパーやピンセットで取り、専門のケースに入れ、専門の機関が顕微鏡で検査します。いろんなテスト方法がありますが、その検査により結果も時間はまちまちですが、一番正確なテストでも発見率は30%という低い確率です。これは、メディカルエビデンスに基づいています。ですからもし菌があった場合でも検査では出なかったという事もしばしばあります。オーストラリアで病院から特殊な機関にお願いしてた時は、しばしばこういう風に結果が異常なしとありました。
3. 乏しい抹消血流循環、抹消血管疾患(peripheral vasucular disease)、によるもので特に高齢者の方に多い見られます。お歳をを召してどこにも足の指をぶつけてないし靴もきつくない場合はこういった病因もございます。
高齢者の方の場合、爪まで手が届かなくなる為ケアができなくなり放置しがちで、爪のも健康に伸びないと転倒や菌の感染になりやすいのと転倒の原因にもなりやすいです。高齢者の方は爪が醜くなり人に見せるのを嫌がったり恥ずかしがる方もいらっしゃるので、もし高齢者のご両親をお持ちの方は一度ご両親の足を見るなり当院にご相談されるなりの対応をおすすめします。
4. 全身性疾患によるもの。例 ダリエー病(Dariers disease)またの名は毛包性角化異常症。
こちらの場合は、いくつかの爪または全ての爪が影響を受けます。
Pathology (病理学)......作成中
Treatment
爪の下(ネイルベット)組織の痛みを取り除く為に、肥厚爪を正常な厚さにしなければいけません。爪が厚みが増してくると、自分で切れなくなったり場合によっては痛みも増すますし、徐々に爪の形が変形していく場合もあります。まずは爪の余分な厚みを除去し痛みや変形を予防をします。その処置と共にカウンセリングを行い原因をつきとめます。原因によって対処方法がかわりますので、診断が必要になります。もちろん靴の正しい検査とフィッティングもしなけらばいけません。
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